2010/11/18
言論の自由はないのか?
委員会で参考人として意見を述べた役人に「彼の将来を考えると・・・」と人事権をかさにきたような恫喝発言をしている国会のしきたりが、地域と自衛隊の基地の交流の場でも適用されることになったようです。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を受け、政府の情報統制がジワジワと進んでいる。
かつて「政権の基本コンセプトは公開と説明だ」と明言していた仙谷由人官房長官が主導しており、国会中に「厳秘」資料を“盗撮”されたとして写真取材への規制強化にも言及した。
そして統制の矛先は民間人にも向けられる。
政権は「秘密国家」への道を歩み始めたのか−。
防衛省は10日付で「隊員の政治的中立性の確保について」と題する中江公人事務次官名の通達を出し、自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求めた。
きっかけは3日に航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)が開いた航空祭。
自衛隊を後援する民間団体「航友会」の会長が招待客約3千人を前に衝突事件での政府の対応を挙げ、「民主党政権は早くつぶれてほしい。皆さんも心の中でそう思っているのではないでしょうか」とあいさつした。
これを伝え聞いた北沢俊美防衛相が激怒し、事務次官通達を指示したとされる。
通達は、発言は自衛隊法などの「政治的行為の制限」違反との誤解を招く「極めて不適切な発言」と断じた上で
(1)政治的行為と誤解されることを行わないよう参加団体に要請
(2)誤解を招く恐れがある場合は参加を控えさせる−などの対応策を指示した。
(出典 産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101117/plc1011170031000-n1.htm
2010/8/21
結局、それかい!
自民党の参議院議員会長が投票の結果、派閥の論理で推された候補ではなく、世代交代や従来型の派閥の縛りを超えた候補を選ぶ結果に「ほっ」とした気持ちでいました。ところが、勝利した側を支持していたテレビで有名な中堅参議院議員が人事について仲間が優遇されなかったことについて自分が支持して当選した会長の結論に不満を述べています。
私は、かねてよりその人のことは信用できない政治家だと思っていましたし、彼の存在が自民党の存在を貶めているとさえ思っていましたが、今日の産經新聞の報道を見て、やはり彼はそういう人物だったかと思っています。
昔から、清和会の人は派閥のことしか考えていないというイメージで見ていましたが、今回の報道で思いを新たにしました。ただ、清和会のメンバーで思想を共有できたり、この人に頑張ってもらいたいという思いを持てる人もそれ以上に存在しています。派閥や、グループといった組織で人間を見るのではなく、その人の姿をよく見てその人の評価をするという当たり前のことを改めて考えました。
2010/8/17
自民党都連青年部海外研修で台湾に行ってまいりました
自民党都連青年部海外研修で台湾に行ってまいりました。現地では、台北空港からバスで台北市内に移動し、最初の目的地は国民党本部で、幹事長と日台間の都市交流の促進について意見交換をしました。
続いて、忠烈祠を参拝し一時間ほど独立運動や日本人で唯一祀られている山田良政氏の説明を聞き、衛兵の交代の儀式も見学させていただきました。その後、台北駐日経済文化代表處の皆さんにレクチャーをしていただきました。
二日目は、民進党本部で幹事長に台湾の政治情勢の説明を受け、地方議員の皆さんとはと日台間の安全保障についての意見交換をしました。また、孫文を祀る中正紀念堂を視察し、中国の独立運動についての説明などを受けました。
昼は、財団法人交流協会の皆さんの説明を聞きつつ、台湾と日本の経済交流や、企業活動のあり方について学びました。午後は、国会にあたる立法院で、日台議連の方と意見交換をし、院内を視察しました。
その後、総統府で馬英九総統と面会をさせて頂き、台中の経済協定についての説明や、「台日ワーキングホリデー制度」への期待など主に経済交流の現状や発展についてお話しをされていました。その時の様子は台北駐日経済文化代表処のサイトに写真入りで掲載されています。
夜は、民進党の若手地方議員の皆さんと交流をしながら食事をしました。そのうち、先住民族の人たちの方たちの部屋に案内され、日本の統治時代の話やこれからの両国関係への期待を聞かせていただきました。全員淀みない日本語で、スムースに会話が出来ました。
3日目は、日本の車輌を採用した台湾新幹線の試乗をして、空港に向かいました。
台湾の免税店でタバコが販売されていましたが、これでもかと言うぐらいに危険性や回りからの厳しい視線を自覚させられるような図柄が表示されていました。
2010/7/17
これからが正念場
民主党の菅総理の政策音痴ブリが仇となり、なんとかねじれ国会を実現することが出来ました。しかし、これからの政治の進め方は非常に難しいものがあると言えます。
いわゆる野党だった民主党なら、政府提案を蹴り続けても、それほど批判は高まりませんが、かつて与党であった現在野党の自民党が政府提案を蹴り続けていると批判の対象になります。今の状況は自民党が作ったのだから、民主党が苦労するのは当たり前だという論調もあります。得票状況からみても、自民党への信頼は回復したとは到底思えない状況です。
国政の執行部には、どうか「勝ったんだから執行部は交代しない」などと言わずに、国民に自民党の改革姿勢が見えやすい態勢を作ってもらいたいと思います。
「交代すればいい」というような短絡的なことは考えませんが、何も変わらないのでは困ります。数年先を見据えて、若手に場数を踏ませる取り組みをしてもらいたいと願うばかりです。
2010/6/22
「参議院選挙、本当の争点は・・・」
私は、今回の参議院選挙に二つの大きな目標を持っています。一つは、自分の所属する政党が日本を良くするためにいい人材を国政に送り込むこと。もう一つは、外国人参政権が人知れず議論も無しに導入されることを防ぐために、民主党の単独過半数を阻止することです。
政権交代以来、日本の政治は政策以上に政治権力の使い方に問題が生じていました。犯罪を犯しても、道徳的に問題があっても、数と権力の力で責任を問わない姿が続いていました。政治決定の判断基準は自分と親しいか、どれだけ自分に利益をもたらすかということに特化されていました。
お金の問題や普天間の問題で総理が退陣しましたが、偽装マニフェストに対する責任は取られていません。実行できなかったことより、実行してはいけないことを強行することに怒りを感じます。
国家が国民になすべきことは、一に国防や災害に対する安全、二に生活への安心です。手段に振り回され、本来の目的を見失ってしまっている国政に変化を与えるためにも、信頼できる人物、新しい人材に参画してもらいたいものです。
2010/6/9
生れ変わったわけではない・・・本質は変わらない
人間的にはいい人だったと評されつつ、罪を秘書の所為にし、毎月1500万円の生前贈与を知らなかったから罪はないと言い続け、政策に関する発言の迷走にも責任をとらず、政治不信は国民が聞く耳を持たなくなったからという理由で鳩山首相が退陣しました。(総理を)辞めた人、(政治家を)辞めていく人をこれ以上叩くことが目的ではありませんので、前首相にはこれ以上ふれません。
私がここで述べておきたいことは、本質的に菅首相のほうが危険だということです。また、菅首相を代表とする民主党という党自体に危うさを感じているということです。
まず前提として、国の役割は国民の安全と生活を守ることであると考えています。そして、時の為政者は国防のために何が必要か、国民の生活水準を守るためには何をすべきかを考えなくてはなりません。そうしたことを考えたときに、菅直人という人物のこれまでの発言と民主党の基本的には選挙で受ければいいやという姿勢に危うさを感じています。
自民党が組織疲労を起こしていること、政策に目新しさがないことは自覚していますが、民主党の昔の革新政党特有の独裁的な政治運営に歯止めをかける勢力として存在しなくてはならないと感じています。次の衆議院選挙まで、少しお時間をいただいて次代を担う野党として生れ変わる努力をしていきたいと思います。
ところで、菅首相は、かつて代表代行であった時代に韓国の李大統領に永住外国人への地方選挙権付与について、「民主党は実現すべきだとの立場だ。小沢代表とともにさらに努力したい」と述べ、党内調整を急ぐ考えを表明しました。沖縄の米軍問題については、「在沖米海兵隊は沖縄に必ずしも存在しなくても日本の安全保障に大きな支障はない」
(01年8月)、「国内移転よりハワイなど米国領内への移転が考えやすいはずだ」(03年7月) などと在沖米海兵隊の沖縄駐留に疑問を呈してきました。
また、民主党は鳩山首相と小沢幹事長に個人的な詰め腹は切らせたものの、民主党のマニフェスト崩壊についての責任は取っていません。私は、マニフェスト至上主義者ではありませんが、勿体つけて出したわりには守られていません。
無駄を減らせば20兆円捻出できると言っていたのに、昨年の事業仕分けで出てきたのは0.7兆円(必要なものを削り、無駄なものに手を付けなかったともいわれる)。高速道路無料化は、高速道路を作る財源がなかったのでとりあえず自民党時代の制度を続けることに、ダムの見直しは効果や便益を検討しないで打ち出したので、具体的な内容を現在検討中(中止発表してからやることではない)、子ども手当や高校無料化の財源確保のために子供の命を守る学校耐震化の予算を削減など、調べずに公約を出してしまう恐ろしさがあります。
国防についていえば、プロセスや結果に大きな不満が出て失敗しましたが、前首相のチャレンジ(沖縄の負担軽減・対等外交)はそれなりに日本を守るという意思は感じられました。しかし、現首相のこれまでの発言からは日本を守るという意思は感じられません。
また、参院選で大幅なマニフェストの改定が予定されているとのことですが、公約に責任を持たない体質(野党だったから知らなかった・前政権が悪すぎたから出来ないという言い訳)は、国民生活の安定を生み出せるとは思えません。暫くは、健全野党の自民党が意見を出せる環境(参院での民主単独過半数阻止)を生み出し、現実的な政策論争が出来るようにしなくてはならないと思います。
2010/5/16
嘘つきは誰だ?
自民党議員に民主党が懲罰動議提出
現場検証動画
http://www.youtube.com/watch?v=LPpY_-fA-v0&feature=related
5月16日の暴力をはたらかれたとネット上で名指しした被害者議員のブログ
http://yukiko-miyake.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-52bf.html
被害者と称する議員の書いた文章(原文ママ)
「まず第一に、当日私は所属の厚生労働委員会に出席していましたが、流会になったた
め、急遽、応援を要請され、内閣委員会の議場に行きました。着いたときはすでに議場は
騒然としており、私は先輩議員の指示に従い、同僚議員と前方に立ちました。その後、採
決の際、背後から不意に押されて前のめりに倒れる格好となったわけです。その原因とな
った議員ご本人が、私に関して心ない批判をされていますが、断じて自ら倒れたわけでは
ないことを強く申し上げます。その場で一言、謝罪があれば済んだ話だったと思うのです
が、否定のみならず、陰謀説や私の人格を否定する発言までされていることには、困惑し
ショックを受けています。」
映像で見る限り、ブログで書かれている当時の状況の描写と当事者たちの位置関係に明らかな違いがあるように見えます。とはいえ、現場で間近で見たわけではありませんので断定できません。
仮に、犯人だと被害者と称する人から指摘されている人が犯人なら許されることではありません。しかし、もし、映像で見えるように自分で飛び込んでいるように見えることが事実だとしたら、それ相応の責任を被害者と称している人は取るべきだと思います。
主張が異なるわけですので、どちらかが嘘をついていることになりかねません。
マニフェストの嘘よりは許せますけど、懲罰動議を出して可決した場合に、明らかに無実の人を数の力で処罰するなら、スターリン時代のソビエトと民主党は一緒です。
どう考えてもこの党には任せられない。しかし、私の所属する自民党もまだ信頼を回復するには至っていない。なんとかするためには、人を非難するよりも自分を磨くことに力を入れることに努力しますが、今回の件だけは非常識すぎて我慢できずに書いてしまいました。
2010/4/8
与謝野馨代議士の離党について
「昨年来、執行部に提言を繰り返してきた中で、自民党の生まれ変わりを内部から努力してきたがどうしても実現できなかったので、来るべき参議院選に向けて、新しい政策政党として民主党の暴走を止める挑戦をしたい」
要約するとこのような内容のお話を伺いました。
私自身も、自らの不正を認めず、責任を取らない人たちが政権の中枢にいて、将来的な国の在り方を定めずにその日暮らしの政策(これは以前の政権も一緒といわれても仕方がないことは認めます)を強権的に進めていくということに歯止めをかけなくてはいけないという思いは持っています。
ただし、現在自民党東京都連の青年部長という責任を負わせていただいて、自らが党改革の実行部隊の一員でありますので、自民党に残り、草の根政党としての自民党の立場から民主党の暴走をストップさせる挑戦をすることにします。
同じ目的を持って、党は変わっても、お互いを誹謗中傷するのではなく、自分自身の資質を高めてより良い社会を作る努力をしていきたいと思います。
2010/3/8
自由民主党東京都連青年部大会
さる2月27日に自民党本部で自民党都連青年部定期大会が開催されました。
席上、役員改選で不肖私が青年部長に選出をいただきました。
多くの先輩方がいらっしゃる中で、重い職責をいただくことになったことは、身が引き締まる思いですし、自分の限界に挑戦して行きたいと思っています。
熱き想いを持った青年党員のみなさんと、自己(自民党)変革を起こし、次の時代でも存在意義を持った政党として、世の中の役に立つ集団として誇りを持って活動する基盤作りに邁進します。
2010/1/3
新年の抱負
活動の目標
政治家が自分の国や町のことを本気で考え、主張できる場を作ること
その為には
今の政権に対するチェック機能を野党が持てる環境を創り出さなくてはならない
その手段は
1.自民党を政策集団として再生させること
国会運営での駆け引きや人脈による運営ではなく、政策についての本質的な議論をオープンにしていく。
2.現場主義に回帰し、国民全体に立脚した草の根政党としての本質を取り戻すこと
現場の声を聞き、政策に絶対的な意義をもたせる。
特定の団体の願望だけにとらわれず、様々な立場の人の声を聞きつつ、大局観を持った主張を展開する。
文字にすると、
「なぁんだ、そんなことか」
と言われそうな内容ですが、これが実際には難しいことです。
しかし、最低限これが出来なければ、今の政権に待ったはかけられません。
私は、これまで役職をやりたいとか、目立ちたいとかという気持ちは持たないようにしてきましたが、参議院選挙のある今年はどんなことをしてでも、民主党政権の単独過半数だけは阻止しなくてはならないと考えています。
経済の損失は時間をかければ工夫で何とかなる部分もありますが、教育は時間をかければ取り戻せるものではありません。
教育にまつわる補助金が増えても、教える内容がおかしければ国や社会は滅びます。
国民固有の権利である参政権を、自分の支援団体の為に付与しようというのも理解できません。
小沢幹事長がなぜ、参政権付与にこだわるのかを調べてみてください。
また、外国住民基本法案なるものも取りざたされていますが、移民法案と言いかえると見過ごしてしまいそうですが、不法滞在でも3年間隠れ通せれば永住権を与えるべきという素案を背景に、制定の請願が出されたことがあります。
(推薦人は与党の某議員)
多国籍な町で生まれて、この町で暮らし続けてきたからこそ、拙速な法律制定に反対します。
そして、私がこの話題を出さなくても、普通の町の方々から、参政権問題については、どうなっているのか聞かれるようになってきました。
直近の民意が大義名分で議決するなら、民意を大きくすることによってしか、今の流れをとどめることは出来ません。
今年は、自分の主張を明確に訴えるため、様々な努力をします。