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よしけん顔
よしけんレポート
平成19年4月10日発行 .Vol.13.

新宿区成立60周年

新宿成立60周年記念式典会場  新宿区は3月15日に成立60周年記念式典を開催しました。
人間の年でいえば60歳、還暦です。
成熟した地方自治体として、安定した区政運営と新たなる挑戦をして行かなくてはならないと考えます。
その為にも、私ども自由民主党新宿区議団は区民の代弁者として、地域の声を区政に届けると同時に、将来に向けた政策提案をしながら住みやすい新宿区作りに参画してまいります。

 さて、今年60歳で定年退職を迎える人びとは「団塊の世代」第一陣です。
これから、3年ほどの間に多くの人が地域での生活へと戻ってきてくださるチャンスでもあります。
平成19年度の新宿区の新たな取り組みとして、「生涯現役塾」というものが設置されますが、会社など地域を離れた場で活躍された方々が地域の中で活動の場を探しやすいように地域の紹介や、技術の習得をサポートする場となる予定です。


新宿区の名前の由来
 新宿区は、東京市四谷区・牛込区、豊多摩郡内藤新宿町・淀橋町・大久保町・戸塚町・落合町(5町はいずれも東京市に編入され、内藤新宿町は四谷区域、他の4町は淀橋区となる)を前身とする自治体で、1947年3月15日に発足しました。新区名の候補として、「戸山区」「武蔵野区」「山手区」「早稲田区」「市谷区」「花園区」「柏木区」等が挙がりました。
 最終的に、新宿区として発足しましたが、江戸以来の歴史的な由来のほか、新宿御苑や新宿駅が全国的にも有名であり、普遍的であるとして採用されたそうです。


「新宿夢まち債」2日で完売!

 新宿区は、3月6日(火)から住民参加型市場公募債「新宿夢まち債」を募集しました。
対象は、区内在住の方で、発行総額は2億9,300万円、利率1.58%、購入限度額は1人当たり200万円まで(1万円から1万円単位で購入できる)というものでした。

 いくつかの自治体で同じような取り組みがなされていますが、新宿区の場合は2日で完売しました。
これは本年6月にオープン予定の落合第二地域センター(中落合4?17?13、地上3階・地下1階、延床面積1,809u)の建設資金に活用するために区が発行する債券です。
財政当局によると、公募債は手数料等の都合で区にとってはコストがかかるとのことですが、現在の財政状況を鑑みて区民への利益還元と区行政への関心を持ってもらうことについての効果を期待し、実行したとのことです。


4年間の本会議質問一覧

平成15年第2回定例会 「多国籍トラブルについて」
平成15年第3回定例会 代表質問「大規模店舗の出店について」
      「中学校への空調設備設置について」
平成15年第4回定例会「教育の設備ではなく、中身について」
平成16年第1回定例会「ゴミの分別や収集の告知について」
平成16年第2回定例会「環境公害への対応について」
平成16年第4回定例会 代表質問「地域へのネーミングについて」
      「地区協議会について」
平成17年第1回定例会「スポーツ施設の活用について」
平成17年第2回定例会「教科書採択について」
平成17年第3回定例会「ペットの飼育状況について」
平成17年第4回定例会「防災用語について」「多国籍トラブルの窓口について」
平成18年第1回定例会「(仮称)北新宿3丁目プロジェクトについて」
平成18年第2回定例会「道路管理について」
平成18年第3回定例会「帰国子女への就学支援について」
平成18年第4回定例会「神田上水公園について」
平成19年第1回定例会「団塊世代との協働参画」

 今期から、代表質問だけではなく各会派の人数に応じた配分時間内での一般質問というものが導入されました。
定例会前に父親が亡くなり、準備が間に合わなかった16年第3回定例会以外は、全ての会議で質問をさせて頂きました。

 振り返ってみると、多国籍に関わるテーマと環境に関わるテーマ、商店街振興と、教育問題に分類できます。
もっとも身近な自治体の議員として、少しでも住民が疑問に感じていること、不満に思っていることを伝えることが使命と考えながら取り組んでまいりました。

 今後も、質問で訴えるだけではなく、自ら行動する事によって、地域の諸課題に取り組み解決していきたいと思います。
一人の人間の力では、できないことも多くのみなさんのお力を合わせていただければいい結果を生み出すことができると思います。
今後とも、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
よしけん自転車


夏目漱石生誕140周年によせて


文豪の愛したまち、新宿

 新宿区は、新宿駅周辺の超高層ビル街と世界一とも言われる繁華街をもつ反面、落合地区の文化村や江戸以来の風情を残す牛込地域や四谷地域、淀橋においても百人町鉄砲隊や島崎藤村住居跡、小泉八雲終焉の地など、文化的な史跡も多く存在しています。
 その中で、今年もっとも注目される文化人として、新宿出身の文豪夏目漱石が挙げられます。
新宿区の重要施策として「文化と歴史の薫るまち」という項目が挙げられていますが、夏目漱石生誕140年を契機に新宿の文化的な歴史を再認識したいと思います。

■漱石山房をご存じですか■

 漱石は明治40年9月、早稲田南町に引っ越しました。漱石は、ここで多くの名作を生み出し、大正5年、49歳で『明暗』の執筆中に亡くなるまで住み続けました。この、漱石が晩年を過ごした家と地を、「漱石山房」といいます。
 漱石には、門下生や朝日新聞の関係者など、面会者がとても多かったため、面会日を毎週木曜日に決め、訪問者を受け入れました。これが「木曜会」の始まりです。「木曜会」は近代日本では珍しい文豪サロンとして、若い文学者たちの集いの場所となりました。
 現在、新宿区では地元住民の有志と連携を取りながら、漱石山房跡地の公園を整備し、新宿区ゆかりの文化史跡として残す事業を進めています。
夏目漱石碑

夏目漱石(1867年2月9日-1916年12月19日)

 江戸の牛込馬場下で数代前から続く町方名主、夏目小兵衛直克の末子として出生。
幼名は夏目金之助。
学業は優秀で、特に英語で秀でた成績を残しましたが、結核や精神的な疲労から苦学をすることになりました。
その後、私学や公立学校の講師を務め、文部省の命で英国に留学生として
派遣されました。
帰国後、東京帝国大学の講師を務め、友人である高浜虚子の勧めにより小説を書くようになり、口語文による文学の先駆けとなりました。
処女作『吾輩は猫である』を皮切りに数々の名作を発表し、明治の文豪として今なお愛される国民的作家の一人となっています。


市ヶ谷自衛隊友の会観桜会

与謝野馨前経財相  4月1日、毎年恒例の観桜会が行われました。
私は、市ヶ谷自衛隊友の会の相談役を務めさせていただいている関係で毎年参加をさせていただいています。
自衛隊友の会の活動は、主として近隣へ住民に対する自衛隊の役割の周知や、理解を求める事業を行うことですが、どのような人がどのような活動を知ることが出来る場でもあります。
 昨年は、国民保護法に基づく新宿区国民保護対策本部及び新宿区緊急対処事態対策本部条例を成立させましたが、戦争や武力自体という物は自らが望まなくても、相手があっての事です。
徒に、危機を煽る必要はないと思いますが、何かが起こった際にどうしようと慌てるのではなく、ある程度のことが起こってもどうすればよいのかを計画しておくことは為政者としては至極当然のことだと考えています。

 席上、与謝野馨前経財相にお会いしました。
お元気な様子で壇上でスピーチをなさっていました。


東京都知事選挙

 3月31日、夕刻に新宿駅新南口に石原慎太郎都知事が街頭演説のために訪れました。
自由民主党新宿区議団の有志はこれまでの新宿区政と東京都性の密接な関わり合いから、現在の都政における政策を継続してもらいたいという思いで一言ずつ都政に望むことを聴衆に訴えました。
石原都知事を応援


新宿区議会議員選挙
公示 4月15日(日)
投票 4月22日(日)
期日前投票が便利になりました。
ご活用ください。

あとがき
 あっという間の4年間でした。
8人の同志で自由民主党新宿区議団という会派を結成し、協力し合いながら区政へ参画してまいりました。
それぞれの議員は、それぞれの人生やそれぞれの地域を背負って議会に選出されています。
区行政は、新宿区全体のことを考え、方針を決め運営がなされます。
私たち議員は、全体のバランスを考えつつ、地域にあった行政運営をできるよう意見を出し、場合によっては新しい仕組み作りを提言してきました。
これからも「誰もが住み続けられる新宿」を実現するために全力投球をしてまいります。
〒160-0021
新宿区歌舞伎町1-4-1
自民民主党新宿区議会議員団
(発行人 吉住健一)
〒169-0074
新宿区北新宿4-30-3
シャローム小池 203
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